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| サルでもわかるBCL入門 |
| 梅津BCLクラブとは、BCLを楽しむクラブです。じゃあBCLって具体的に何ナノさって人のためにこのページでは簡単にBCLとは何かを説明しながら、どうやって始めたらいいというところまでカバーしたいと思います。まずBCLって何ぞやって話ですが、簡単にいいますと「ラジオを聞いて楽しむこと」です。「なんやそれ?それやったら毎日聞いてるよ」って言われるかもしれませんがちょいとお待ち。ラジオっていっても毎日放送とかFM東京とかそういうラジオ放送ではないんです。短波放送といって、海外から直接やってくる電波を捕らえてその放送を楽しむってものです。 |

ドイチェベレ放送の人気音楽番組「Cool」のパーソナリティ、エリカジンジャーリッチとアンケラスパー |
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| UBC3分クッキング |
| いちいち読んでる暇がない、長い文が嫌いって人のためのクイックBCL講座 |
| ステップ1: |
短波ラジオを用意する。SWというモードを確認しよう。ラジオに感度スイッチが装備されてる場合は、DXモード(Localの反対)にしておこう。 |
| ステップ2: |
お日様が沈むまで待とう。 |
| ステップ3: |
窓際に腰掛けてアンテナをいっぱい伸ばしてみよう。 |
| ステップ4: |
スイッチオン。9.500MHz(周波数)または31メーターバンドにチューニングしてみよう。そして10.000MHzに向けてゆっくり周波数をあげてみよう。 |
| ステップ5: |
なにか聞こえたらチューニングをとめてしばらくきいてみよう。これであなたも立派なBCL。 |
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それでは海外からの放送を直接聞いて何が面白いのかってことになりますが、瞬時にして日本では取り上げられないような各地のニュースをタイムリーに入手できたり、その国で流行している音楽を楽しめたりできるわけです。また、「放送を聞きましたよ」って放送局の人に教えてあげるだけで、放送局によってはきちんとお礼のカードを送ってきてくれてたりペナントをプレゼントしてくれたり、Tシャツをくれたりするところもあります。BCLがきっかけでその国に魅了され、その国に移住してしまった人もなかにはいます。それくらいBCLって楽しいんです。
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BBCで好評を博している女性向け番組「Everywoman」のアンカー、アンナアンビナとジェーンガービー |
ところでなぜBCLっていうのかというと、BroadCasting Listeningを略したもの。ただ外国ではBCLっていうよりもDXと呼ぶのが一般的らしいです。DはDistance、Xは未知の物に対する略字(Xファイルとかっていうでしょ)、遠く未知の国からの電波を捕らえるってニュアンスは伝わりますよね。でもいずれの呼び方でもマニア言語みたいなものなんで、外国の人から「趣味は何」って聞かれて「DX」とか「BCL」って答えても通じません。最も一般的なのはShortwave Listeningでしょうか。略してSWLとも言いますが、「趣味は?」と聞かれたら「Shortwave Listening]といったほうが無難かもしれません。
それでは実際短波放送を聞くとなるとどうすればいいのかってことになりますが、もちろんラジオが必要になります。そのまえにウォームアップをしましょう。 |
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| ウォームアップその1 世界時間(UTC)に時間を合わせる。 |
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| BCLの世界では世界標準時が基本です。もちろん日本向けの日本語放送では日本時間で放送時間などをアナウンスしてくれますが、あくまでも世界の放送を聞くときは世界標準時間に頭を切り替えるようにしておけば、海外の放送局からもらった番組表を見るときに日本時間にすぐに置きかえられます。世界標準時は、イギリスのグリニッヂ標準時にあわせているのでGMTとも言われてます。グリニッヂと日本との時差は9時間。したがって世界標準時は、日本の時間から9をひけばいい訳です。もちろん日付変更も頭にいれておきましょう。日本の朝8時は世界標準時ではまだ前日の午後11時ですから。最近のラジオには日本時間と世界時間がインプットできる機種もあるのであまり深くはかんがえなくてもいいのですが念の為。 昔は時計を二つ用意したもんですが。。 |
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| めくらめっぽうにラジオのチューニングするよりは、まずどのチャンネルにどの放送があるとしっておいたほうがいいと思います。テレビ番組を見るときもまず新聞のテレビ欄やテレビガイドを見るようにBCLをするときもそういった情報があるほうがいいのです。ではどうやって入手するかというと、世界でも最も信頼されている文献はWRTH(ワールドラジオテレビハンドブック)といって毎年イギリスより出版されています。インターネットでも簡単に入手できますのでぜひ一冊あると便利です。ただしすべて英語なので辞書も必要になるかもしれませんが。また各国のBCLクラブや定期刊行物を購読する方法もあります。とりあえず日本語放送からという人はこのUBCKのスケジュール表を参照してください。ちなみに日本語放送スケジュール表の時間は日本時間で表記されています。それではいよいよラジオを手に入れましょう。 |
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短波放送を受信するラジオは大まかに分けて通信機型と呼ばれるものとポータブルタイプと呼ばれるものに分かれます。特に、昼間にどうしても遠くの電波を受信したいとか、そうそう簡単には誰でも受信できないといわれている放送局を受信したいって思わない限りはポータブルで十分です。通信機型は操作に慣れるまでに時間がかかりますしサイズ的にもかなり場所をとります。気軽に楽しむぶんにおいてはポータブルでまったく問題ないと思います。
実際どの機種にしようか選ぶとなるとお店で手に持ってみるなりカタログで判断するわけですが、日本のメーカーから販売されているものについてはほとんど品質的にも世界トップクラスなので、性能的にそう大きな差はありません。初めてというひとならば2万円もだせば十分楽しめる機種が入手できると思います。とはいってもできるだけ名の知れたメーカーのものを薦めておきます。あと個人的な意見もいれますとダイヤルがついているもののほうが醍醐味が味わえていいと思います。 |

万博をきっかけに空前のブームになったBCL。その立役者的存在がソニーから発売されたスカイセンサー5800とナショナルから発売されたこのクーガー115.ボディのど真ん中にどかんと目立つ16cmスピーカーは圧巻である。またシルバーのメタリックなデザインは当時の少年達の心をおおいに虜にしたものである。 |
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| ポータブルに関してはボディに付いているロッドアンテナでまずどんなものか試してみるのもいいでしょう。これだけで十分楽しめるはずです。しかし受信しているロケーションによってはアンテナを付けたほうがいい場合もありますし、外部アンテナをつけることで感度はグッとアップすることは間違いないです。理想的なのはそれぞれの周波数帯に合わせていろいろな長さのアンテナを用意するのがいいんでしょうが、よほど土地と金銭的に余裕がないとそこまでできないでしょうし、住宅街でそれだけの大掛かりなアンテナをつけても逆にノイズを拾ったり必要以上に増幅したりしたりすることもあります。外部アンテナをつける場合でしたらソニーからでているAN−LP1というループアンテナをお薦めしておきます。まあとりあえずはロッドアンテナからはじめるのがいいでしょう。それでもできるだけ窓際で受信するのがいいです。 |
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Radio Netherlands放送局。世界で初めて海外に向け短波放送を行った老舗。明快な番組構成は全世界のBCLを魅了してやまない。日本でも比較的容易に受信できる局の一つで、有線でも番組が24時間聞ける。英語局の第一歩としてはお薦めの放送局。 |
ここまでくればあとはスイッチをいれて受信するのみ(以前は受信することをワッチといったものです。英語のWatchから来ている)。でもいつも聞いてるFMや中波AMに比べて音は悪いし、雑音はあるし、音が波打つように大きくなったり小さくなったりしてるのに気づくと思います。これは典型的な短波放送の特徴なんです。もう少し説明しますと、電波にはいろんな種類があって、所謂AMラジオ放送で使われているのは中波(Middle Frequency)と呼ばれるもの。BCLでおなじみなのは短波(High Frequency)、音楽でよく聞くFMやテレビの電波は超短波(Very High Frequency)、地方のテレビ局がよくあるUHFというのは極超短波というものでUltra High Frequencyの略です。地上70kmから500km上空に電離層というものがあり、短波はこの層に反射される特性持っています。 |
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| このため地球の表面と電離層の間を短波は何回も反射しながら遠くまで飛んでいくことができるのですFMの電波はこの電離層をを突き破ってしまい、中波は吸収されてしまうため、遠くに電波を飛ばすには短波に限るというわけなんです。ところがいいことだけではなくこの電離層は季節や時間帯に影響を受けやすく、また太陽の黒点の数でも変化するので、短波による国際放送を行っている局は国際協定により定期的に周波数を変更しています。こういった意味からでも情報源はきちんと確保しておかないといけないわけです。
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「放送」という字はまさに「送りっ放し」と書きます。つまり放送局側としてはほんとに聞いてくれてるか、または電波は届いているのかどうか非常に気になるところ。そこへ「放送聞きましたよ」って報告受けると放送局としてはうれしいものです。放送局としてはそのお礼として「あなたは確かに私共の放送を聞いていただいたということを証明いたします」ってことでベリカードなる絵葉書のようなものを送ってきてくれます。このベリカードがBCLではコレクターアイテムとして価値が非常に高いのです。
でもタダ単に「放送ききましたよ」っていっても放送局は「ホンマかいな。それだけではちょっと証明しにくいなあ」ってことになります。受信報告書を書くには以下の情報が必要。これらの情報がすべて整って放送局ははじめて「よくぞ聞いてくれました。カードさしあげましょ」となります。 |

ドイチェヴェレのベリカード。ベリカードのデザインや写真からもその国の文化や風土を垣間見ることができる。欧米ではベリカードを後世にまで伝えるべくベリカード保存協会なるものもある。 |
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では実際どうやって書いたらいいのかというと、まず表題を入れて「受信をしたので報告します」という声明をして、この報告は受信報告書であることを述べます。そして、下記に記している情報を必ず盛り込んでください。
受信した放送局の名前
受信した日:西暦で記しましょう。
受信した時間:日本語放送では日本時間で記してください。なお24時制表記が通例ですので午後5:00とせず17:00としてください。
受信した周波数:MHz、kHzどちらでも構いません。
受信しているあいだの状態:SINPOといわれるコードで表します。SINPOとは電波の強さ(S)、他の局の混信(I)、雑音(N)、音の安定度(P)、総合評価(O)それぞれの頭文字を足したもので、五段階で表します。SINPO55555なら文句なし地元のAM局並という評価になります。最近はNとPを取って、SIOとする傾向にありますがSINPOのほうがやはり親切でしょう。
受信している間の番組内容:こと細かく書く必要はありませんが、どんな番組名だったかくらいは書いておくべきでしょう。
感想:放送局側としては一番読みたがっているのがこの項目。あまり長くなるようでしたら別紙に書いたほうがよいでしょう。
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受信報告書
この度貴局の放送を受信いたしましたので下記の通り報告いたします。
受信局名:ラジオウメヅジャパン
受信日:1993年6月30日
受信時間:18:00〜18:30JST
受信周波数:11.820MHz
番組内容:
18:00 放送開始、ニュース
18:10 解説番組 「ミッチのオピニオン」
18:20 音楽番組 「タギジヨウアワー」
18:30 放送終了
受信状態:SINPO54444 極めて良好に受信できました。
感想:音楽番組をもう少し増やして欲しいです。
以上、この報告が貴局のものであると確認されましたらお手数ですが受信確認証をお送りください。なお返送料としてIRCを1枚同封しておりますのでお確かめください。
氏名:ホッパーほりば
住所:600−0096
京都市右京区梅津厚生町10
年齢:18歳 職業:学生 |
| あとは受信確認証(ベリカード)を送って欲しい旨を伝えて報告書を締めれば完了。局によってはIRCという国際返信切手券を要求しているところもあるので何枚同封していると書いておいたほうがいいです。氏名、住所、年齢、職業を記して完了です。放送局の住所に航空便で出してあとは返信をじっと待つのみ。 |
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